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米オープンAIのサム・アルトマンCEO=AP

 米オープンAIは6日、対話型AI(人工知能)の新たなモデル「ChatGPT(チャットGPT)5」を発表した。7日から利用できるようになった。主要モデルとしては1年3カ月ぶりの刷新となる。より高速で賢く、これまで散見された誤った回答なども大幅に減ったという。

 同社によると、GPT5は数学やコード生成の精度が大幅に向上し、会話の「人間っぽさ」も増したという。これまでは回答結果を捏造(ねつぞう)したり、根拠となる情報がないまま推測したりする問題があったが、開発担当者は「臆測を避け、限界についても明確に説明できるようになった」と話す。

 サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は「GPT3は高校生、GPT4は大学生、GPT5は博士号レベルの専門家と話しているような感覚だ。正直言って、GPT4はもう使いたくない」と報道陣にこう述べ、進化の速さを強調した。「ソフトウェアを一瞬で生成する力を持っていて、新しい時代の幕開けを象徴する存在だ」とも語った。

 チャットGPTの利用者数は…

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